デッドエア、それが暖かさの決め手 |
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いきなりだが、デッドエア、という言葉を知っているか? |
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デッドエア?死んだ空気??
全く知りませんが、何ですか? |
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デッドエア=動かない空気、という意味だ。
もっと具体的に言うと、スキーウェアの中綿やミッドレイヤの中に蓄えられた空気のことだ。
このデッドエアが多ければ多いほど、保温力があると言える。 |
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なるほどー。
ウェア内に蓄えられた空気の層が、断熱材の役割をしてくれるんですね。
その断熱材が多ければ多いほど、ウェア内は暖かいというわけですね。 |
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そうそう、その通り。
ちなみに、最も優れたインサレーター(中綿)は、ダウンだ。
その理由はわかるか? |
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えっ?ダウンですか?
なんか、いまどきのハイテクなフリースのほうが暖かそうですが、、、 |
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確かにダウンの歴史は古い。
もともとは、極寒地での作業着としてスタートしたダウンは、パイロットの防寒着になり、一般に普及して現在に至る。
そして、街着や登山用ウェア、スポーツウェアなど、多種にわたって大活躍なのだが、それにはちゃんと理由があるんだ。 |
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確かにダウンは暖かいですよね。
僕も街着のダウンジャケットを持ってますが、スポーツで汗をかくような状況で着る、っていうのはちょっと想像できないなー。
ダウンを着て汗をかいたらベタベタになっちゃうし、洗濯も簡単にできないでしょ?
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オマエ、ダウンの素晴らしさを全然わかってないなぁ。
ダウンを着て汗をかいてもそう簡単にはベタベタにならないし、洗濯も家庭でできるぞ。
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えー!!ホントですかー?
(ちょっと洗濯表示を確認)
うわ、ホントだ!!ドライクリーニングはダメになってる。
洗濯方法は、手洗い→陰干しになってるぞ!全然知りませんでしたよ。 |
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よし、わかったところでダウンの素晴らしさを説明していくぞ。
まず、ダウンは暖かい、というイメージが強いが、これは半分正解、半分間違いだ。
正しくは、少ない重量で大きな保温性を期待できること、つまり軽いことだ。
他の素材に比べて、軽いのにたくさんのデッドエアを溜め込むことができる、ということだな。
さらに、畳むと非常にコンパクトになり、ひろげると簡単にふわふわにふくらむ。
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なるほどー。
フリースとか化繊の中綿でも、ものすごい厚手だったら、たぶん暖かいですよね。
確かにダウンって、軽くても不思議なくらい暖かいんだよなー。 |
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次に、余分な熱や湿気を外に逃がし、ウェア内を適温、快適にしてくれる。
これは、ウェアそのものが呼吸しているようなイメージを持つとわかりやすい。
これもダウンの大きなアドバンテージだな。 |
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うわー、ダウンってすごいんですねー。
でも、逆にダウンの弱点ってないんですか? |
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うむ、弱点もある。ズバリ、水だ。水に濡れてしまうとアウトだ。
ロフト(ふわっとした感じ)が無くなる=保温力も極端に落ちてしまう。ここら辺は注意が必要だろう。 |
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