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登場人物(?)紹介
 カエル先生

自他共に認める、誰よりもスキーを愛する男。
厳しいが、スキーのことは何でもわかりやすく教えてくれる。
 ひよこ

スキーに興味シンシン。
北海道生まれだが、スキーの経験は全く無い。
実は向上心にあふれている。

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スキーブーツの基礎知識
自分にピッタリのブーツを決めるには、ブーツの特性を知ることが大切なんだ。
それを知っていたほうが、
足にブーツが合うとはどういうことかがわかりやすい。
えー!そんなこと、初心者でもわかるんですか?
滑ったことも無いのに、難しすぎますよ。
まぁまぁ、そんなに難しいと決め付けるな。ひよこでも完璧にわかるから。
まず、ブーツの写真を見て欲しい。

これがブーツだ。
足とスキーをつないでくれる、重要なマテリアル。

ブーツ名は、シェルとインナーという2つの要素で構成されており、それぞれ重要な役割を担っているんだ。
ブーツの外側は、シェルと呼ばれる、プラスチックの製のパーツだ。
自分のスキー操作をスキーに伝えたり、雪面から体に伝わる力を受け止める役割だ。

シェルの重要な要素に硬さがあり、
ハード、ミディアム、ソフトの3段階で考えていいだろう。
ブーツの内側は、インナーと呼ばれている。
これは、直接足に触れる部分だな。
これが、足の動きをシェルに伝えてくれている。

足が合う、合わないというのは、インナーが足に対してどの程度フィットしいるのか、ということだな。

インナーの要素としては、
タイト、ノーマル、ルーズの3段階で考えよう。

とりあえず写真を見て、説明を読んで見ましたが、さっぱりわからないんですけど・・・。
これで、何がわかるんですか?
ブーツはシェルとインナー、2つの要素で構成されているって言ったよな?
実際のブーツはシェルとインナー、セットでブーツとして販売されているんだけど、これらを別々に考えることによって、選ぶときの方向性を決めることができるんだ。
うーん、まだちょっとわかりにくいかなー。
セットなのに、別々に考えるってどういうことですか?
つまり、組み合わせの問題だな。
自分の求める性能をそのまま考えてみればいい。

1.ハードシェル&タイトインナー
2.ハードシェル&ノーマルインナー
3.ハードシェル&ルーズインナー
4.ミディアムシェル&タイトインナー
5.ミディアムシェル&ノーマルインナー
6.ミディアムシェル&ルーズインナー
7.ソフトシェル&タイトインナー
8.ソフトシェル&ノーマルインナー
9.ソフトシェル&ルーズインナー

これだけの組み合わせができるだろ。
なるほどー。たしかに絞りやすくはなりますね。
でも、滑ったことも無いのに、どれがいいとかわからないじゃないですか。
ここで、重要になってくるのが、やはりスキースタイルなんだ。
極端に言うと、同じブーツでもシュチュエーションによっては合うものであったり、合わないものになったりするんだよ。
えーっ!そんなことがあるんですか?ちょっと信じられないなー。
あ、でも、ブーツにも種類があるってことは、やっぱりそういうことなんですかね。
そういうことだ。

参考までに、シェル、インナー、それぞれのメリット&デメリット、シュチュエーションをチェックしてみよう。

シェル ハード(硬い) ソフト(柔らかい)
メリット ハイパワー&ハイスピードのすべりに対応。 弱い力でもブーツがよく動く。
ジャンプした場合、着地のショックをやわらげてくれる。
重量的にも軽量なものが多い。
デメリット スキーヤーの筋力、ハイスピードターンでの遠心力など、ブーツに対して一定以上の力を加える必要性がある。
強度を確保するために、重くなりがち。
スキーヤーの強い筋力や、ハイスピードでのターンの外力を支えきれない。
シュチュエーション まずはレース。
基礎、モーグルでもハイレベルなもの。
足首を動かす必要のある、モーグルやフリースキー。
長時間のスキーでも楽。
スキーに慣れていない初心者の操作も、効率的にスキーに伝えてくれる。
インナー タイト ルーズ
メリット 足の動きを正確にシェルに伝え、精度の高い滑りが可能。。 クッション性が高く、足とシェルが干渉しづらいので、痛みが出にくい。保温性も高い。
デメリット 保温性や快適性に欠ける。
薄いので、シェルに対してアタリがあると、痛む場合がある。
長時間の使用には向かない。
クッションが厚い分、微妙な操作に対する反応が悪い。
シュチュエーション レースや競技、基礎でもエキスパートの精度の高いすべりの要求にこたえる。 長時間のスキーでも足の痛みや冷え、不快感を予防。
初心者でも安心して履ける。
※これらは対比形式の都合上、少々極端な表現になっている。
  大切なことはイメージをつかむことだ。

ソフトシェル&ルーズインナーっていうと、ただの初心者用じゃん、って思ってましたが、ちゃんとねらいどころがあるんですね。
そうなんだ。
技術があっても、別に競技するわけじゃないし、ゆったりと楽しんでます、という人もいるからな。
ところで、タイトなインナーのデメリットって、かなり致命的に見えるんですけど。
痛かったり、寒かったりしたら、スキーどころじゃないですよね。
そうそう。
パワーの伝達という点から考えると、ブーツはインナーが無くて、足に対して直接シェルを履くのが理想だ。でも、そんなことは現実的にありえない。
なので、エキスパートスキーヤーはタイトで薄いインナーを好む。
じゃあ、うまい人ってみんなものすごいガマンしながら滑ってるんですか?
シェルって硬いプラスチックですよね。
それを解消するのが、熱成インナーだ。
ブーツ全体を熱し、ブーツをしばらく(15分〜30分程度)履いておく。ある程度冷えるまでだな。
そうすると、熱で柔らかくなったインナーが、足に合うようにフィットするように形が変わってくれるんだ。
これは、スキーショップやスポーツショップでやってくれる。

ルーズフィットのインナーは、クッション性が高い分、色々な足に対しての許容範囲が広いのもあって、熱成のものは少ない。
しかし、ミディアムフィット、タイトフィットでは多くのモデルが採用している。
熱成インナーを装備しているかどうかも、選ぶ上での大きな要素になるな。
うおー!すげー!!そんなブーツがあるんですか?
以前、手の骨を折ったときのギプスみたいじゃないですか。
(ひよこなのに、手?
あー、そんなイメージだ。かなりフィットしそうだろ。
ちなみに、フォーミングといってインナーに樹脂を流し込む、さらにフィットするインナーもある。主に選手が使うものだな。

ただ、注意しなければならないのが、熱成でなんとかなる範囲っていうのはあくまでもインナーであって、シェルの形はかわらない。

すべりにこだわりたいのなら、限りなく自分の足に限りなく近いブーツを探し、それを熱成でフィットさせる、というのが基本姿勢だろう。

なので、ブーツに関してはネットや通販で買うよりも、
専門のスタッフのいるスキーショップや、スポーツショップで買うことが望ましいな。
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