スキーファン スキー、ブーツ、ウェアの選び方、スキー場情報、極上のスキーライフのために
はじめての方へサイトマップ│リンク│
スキーファントップ>スキーマテリアル道場 バインディングの選び方 バインディングの基礎知識

Web&サイト内検索
キーワードを入力

登場人物(?)紹介
カエル先生

自他共に認める、誰よりもスキーを愛する男。
厳しいが、スキーのことは何でもわかりやすく教えてくれる。
ひよこ

スキーに興味シンシン。
北海道生まれだが、スキーの経験は全く無い。
実は向上心にあふれている。

マテリアル道場 メニュー
序章
スキーの選び方
ブーツに選び方
バインディングの選び方
バインディングの役割とは?
バインディングを知れ!
バインディングを決めろ!
バインディング解放値の算出
ポール・ストックの選び方
スキーウェアの選び方
アイウェア・ゴーグルの選び方
グローブの選び方
その他

Ads by Google

Ads by Google




バインディングの基礎知識
バインディングの特性を理解して、自分に合うものを選ぶためのポイントをしぼりこんでいこう。
そのポイントって、どういうものがあるんですか?
これもいろいろとあるんですかね?
まずは解放値。これが一番大事だ。
次に
プレート付きかセパレートか、 そして重量、この3点だろう。
うーん、やっぱりよくわからないや。
要素ごと、詳しく説明してもらっていいですか?
もちろんだ。
まず解放値だが、これは、どの程度の衝撃を受けたときにバインディングが解放するか、という数値だ。

解放値は
身長体重スキーヤータイプブーツのソール長年齢を基準に算出される。これは国際標準であるISOにうたわれているんだ。

以下に算出方法を載せる
しかし、ケガに関わる部分だけにテキトーに決めたりしないように!!

→解放値の算出方法(別ウィンドウが開くぞ)
せっかくのスキーでケガしてちゃ、楽しみどころではないですね。
あと、プレートだのセパレートだのって、一体何ですか?
バインディングは前と後ろ、2つのパーツがあるよな。それぞれトゥーピースヒールピースという。
その2つをつなぎ、
スキーとバインディングの間にはさまっているのがプレートだ。
プレートは、
あらかじめバインディングに装着されているものと、プレートを単品で求め、スキーにバインディングに取り付けるときに組み込む場合がある。

プレートが、あらかじめセットされているタイプ。
プレートとバインディングを、設計段階からセットで考えることができる。
これが、セパレートタイプだ。
スキーの持っている、自然なたわみを活かす。
これがプレート。
汎用性のある一般向けもでるから、SL用、GS用などと、かなり細分化されているモデルもある。

プレートには以下のような効果がある。
・スキーのフレックスを引き出し、カービング性能を向上させる。
・支点から操作力点までの距離が長くなり、カービング操作が楽になる。

以下の、上下の写真を見比べてほしい。
■プレートなし


■プレートあり


プレートなしに比べ、プレートありのほうはスキーに対してブーツの高さが出てるのがわかるだろう。

今度は、ターン時を見てみよう。
■プレートなし


■プレートあり



プレートがある分支点から作用点までの距離が長くなり、より小さな力でターンに持ち込むことができるんだ。正確に言うと力点はスキーヤーの重心になるのだが、細かいとところは気にするな。

より厚いプレートを選ぶことで、
カービングターンに必要なバンク(傾き)を得やすくなる。だからレーサーやカービング指向の強いスキーヤーは、厚めのプレートを選ぶ傾向が強いんだ。
テコの原理ですね。中学のころに習いましたよ。
よもや、こんなところで役に立つとは!理科、得意だったんですよ〜。
中学って、、、ひよこって何歳?)
そのとおり!プレートのすごさがわかっただろ?
ほんと、プレートってすごいですね。ボクも断然、厚いプレートがいいや。
薄いヤツなんか、はじめから付けんなってカンジ。
ところが、そんな簡単な問題じゃないんだ。
プレートのデメリットも考えなきゃならん。

プレートのデメリットは
・厚いと重量が増す。
・強いパワーで踏まないと、スキーがきれいにたわまない。

なので、フリースキーや、パウダー、モーグルスキーヤーは、プレートを使わない場合が多い。本来スキーが持っている、
自然なフレックス(たわみ)を活かすことができるからだ。
また、スキーとブーツの距離が離れる分、スキッディング(ずらし)など、通常の操作がむずかしくなるんだ。
ここらへんも、スキースタイルで選んでいかなければならないな。
うわ、難しいですね。
ってコトは、
ちょうどいい厚さを選ばなきゃならないですね。
ちなみに初心者で、カービングに挑戦、ってカンジのボクはどんなプレートがいいんですか?
厚さの話をすれば、目安として
スキースタイル プレート厚さ
モーグル&フリー プレート無し
初級〜中級 10mm
中級〜上級 10mm〜15mm
エクストリーム・カービング 15mm〜25mm
このくらいだろうか。

ただ、スキーにセットアップされている場合や、バインディングにプレートがセットアップされている場合には、すでにベストなプレートが付いている。
最終的には好みの問題になってしまうが、オレはそっちをオススメしたいな。
そうなんですか。
でも、プレートの意味がわかってよかったですよ。

あ、それと重量って、重さですよね。
モデルごとに、そんなに違うんですか?
それが、かなり違うんだ。
ジュニアやレディースモデルなどの
600グラムくらいのものから、エキスパートレーサー用では1,500グラムを超えるものまで、様々だ。

これは、エキスパートスキーヤーが求める、高い解放値に対応するだけの
強力なバネ(スプリング)や、それぞれのパーツに強度が必要なこと、これらを満たすためにはかなり重量が増えてしまうんだ。
うわー、うっかり重いやつを買っちゃうと、タイヘンですね。
ボクは、なるべく軽いほうがいいかなー。
大体わかってきたようだな。
よし、いよいよバインディングを選ぶぞ。
バインディングを決めろ!へGO!→



Copy right (C) 2006 gurefuru8 All Right Reserved.