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スキーファントップ>スキーマテリアル道場 バインディングの選び方 バインディング解放値の設定方法

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登場人物(?)紹介
 カエル先生

自他共に認める、誰よりもスキーを愛する男。
厳しいが、スキーのことは何でもわかりやすく教えてくれる。
 ひよこ

スキーに興味シンシン。
北海道生まれだが、スキーの経験は全く無い。
実は向上心にあふれている。

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解放値を算出してみよう
バインディングの解放値を算出してみよう。
ここでまた、ひよこにいくつかの質問だ。
なんですかー。
姉にはカレシがいますよー。あきらめてくさださいよー。
(チッ!カレシ付きか)
あぁ、いや、そうじゃなくて、
バインディングの解放値の算出には、いくつかのデータがいるんだ。
@身長
A体重
Bスキーヤータイプ
Cブーツのソール長
D年齢
この5点だ。
なるほどー、かなり細かく決めるんですね。
やはり、ケガに関わる部分だからですね。

ところで、スキーヤータイプって何ですか?
レベルとかじゃなくてですか?
レベルが関係ない、とは言い切れないが、あくまでもすべりのタイプが前提。

タイプ1 ・攻撃的ではない、穏やかなすべり。
・穏やかな斜面、穏やかなスピード。
・初心者、初級者、自分のスキーレベルをつかめない。
タイプ2 ・穏やかだが様々なスピードを好む。
・難しいコースを含む、様々なコースで滑る。

・タイプ1、タイプ3にあてはまらない。
タイプ3 ・攻撃的なすべり、高速滑降を好む。
・中斜面、急斜面を好む。
・上級者、レーサー等。

この中から、自分のタイプを選ぶんだ。
はじめてスキーを履く、という人は、当然のことながらタイプ1になる。
なるほど。
上級者でもゆったり滑っている人もいれば、中級者でも難しい斜面にチャレンジしてる人もいますよね。
じゃあ、Cのブーツのソール長ってなんですか?
ブーツのサイズとは違うんですか?
ブーツはメーカーやモデルによって、足のサイズが同じでも外寸が違うんだ。
足のサイズというのは、あくまでもブーツの内側のサイズだからな。
ソール長は、
ブーツにちゃんと表示がある


ブーツのソール長が表示されている場所は、ブーツによっても違うが、必ず見つけられるはずだ。
ああー、ホントだー。全然気が付きませんでしたよ。
年齢というのは?
そんなに細かい区分はない。
50歳未満か、50歳以上か、それだけだ。
なるほど。
これで全てのデータについて、理解できましたよ。

ボクのデータは、
@身長:170cm
A体重:60kg
Bスキーヤータイプ:タイプ1
Cブーツソール長:307mm
D年齢:50歳未満

こうなりました。
よし準備は整ったな。
ここからが手順になるぞ。

手順1:以下の表に身長&体重を当てはめて、A〜Oからコードを選んでくれ。

解放値算定表
体重
(kg)
身長
(cm)
コード ブーツソール長(mm)
250
以下
251

270
271

290
291

310
311

330
331

以上
10-13 A 0.75 0.75
14-17 B 1.00 1.00 0.75
18-21 C 1.50 1.25 1.00
22-25 D 1.75 1.50 1.50 1.25
26-30 E 2.25 2.00 1.75 1.50 1.50
31-35 F 2.75 2.50 2.25 2.00 1.75 1.75
36-40 G 3.50 3.00 2.75 2.50 2.25 2.00
41-47 148以下 H 3.50 3.00 3.00 2.75 2.50
48-57 149-157 I 4.50 4.00 3.50 3.50 3.00
58-66 158-166 J 5.50 5.00 4.50 4.00 3.50
67-78 167-178 K 6.50 6.00 5.50 5.00 4.50
79-94 179-794 L 7.50 7.00 6.50 6.00 5.50
95以上 195以上 M 8.50 8.00 7.00 6.50
N 10.00 9.50 8.50 8.00
O 11.50 11.00 10.00 9.50

あれれ、ボクの場合、体重から選ぶとコードJ身長から選ぶとコードKになってしまいますよ。
そんな場合にはどうしたらいいんですか?
そういう場合にはコードJ 、つまり、より弱い、リリースされやすいほうを選んでくれ。

次に
手順2:スキーヤータイプから、タイプ2の人は1段下のコードを、タイプ3の人は2段下のコードに補正してくれ。

タイプ1の人は、補正の必要はない
ボクはタイプ1ですから、補正されないんですね。
パワーがかかるすべりをする人は、解放値を大きめにするということですね。
そうだ。
で、
手順3:年齢が50歳以上であれば、1段上のコードに補正する。
50歳未満であれば、補正の必要なし。

ひよこは、、、50歳以上じゃ、、、ないよね?
何言ってんですかー!50歳といったら、完全にニワトリ年齢じゃないですかー!!
こう見えてもボク、まだまだヤングなんですから!
(いや、ヤングさは見たまんまだろ、、)
よし。コードが決まったな。
手順3:表のコードとブーツソール長をたどり、その交点が算出された解放値になる。
えーっと、ボクはコードJブーツソール長が307mm→291mm〜310mmになるから、、、算出された解放値は4.50です。
オーケー。できたな。

カエル先生の場合、この方法で算出した場合には6.50になるが、8.50に設定している。ハードなすべりをしているときに、何度か急にリリースしてしまったことがあるからだ。
これは
誤解放というよりも、設定が良くなかったという例だろう。
この
算出方法は一般的なものであり、全ての人にあてはまるわけではないということだな。

このように、ここで算出された解放値で滑ったからと言って絶対に安全だ、ということではない。あくまでもケガに対する責任は自分にある、ということを忘れないで欲しい。
はい、わかりました。
ケガに対する注意は十分にして、スキーを思いっきり楽しみたいですね。
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