バインディングの基礎知識 |
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バインディングの特性を理解して、自分に合うものを選ぶためのポイントをしぼりこんでいこう。
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そのポイントって、どういうものがあるんですか?
これもいろいろとあるんですかね? |
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まずは解放値。これが一番大事だ。
次にプレート付きかセパレートか、 そして重量、この3点だろう。
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うーん、やっぱりよくわからないや。
要素ごと、詳しく説明してもらっていいですか? |
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もちろんだ。
まず解放値だが、これは、どの程度の衝撃を受けたときにバインディングが解放するか、という数値だ。
解放値は身長、体重、スキーヤータイプ、ブーツのソール長、年齢を基準に算出される。これは国際標準であるISOにうたわれているんだ。
以下に算出方法を載せる
しかし、ケガに関わる部分だけにテキトーに決めたりしないように!!
→解放値の算出方法(別ウィンドウが開くぞ) |
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せっかくのスキーでケガしてちゃ、楽しみどころではないですね。
あと、プレートだのセパレートだのって、一体何ですか? |
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バインディングは前と後ろ、2つのパーツがあるよな。それぞれトゥーピース&ヒールピースという。
その2つをつなぎ、スキーとバインディングの間にはさまっているのがプレートだ。
プレートは、あらかじめバインディングに装着されているものと、プレートを単品で求め、スキーにバインディングに取り付けるときに組み込む場合がある。
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プレートが、あらかじめセットされているタイプ。
プレートとバインディングを、設計段階からセットで考えることができる。 |
これが、セパレートタイプだ。
スキーの持っている、自然なたわみを活かす。 |
これがプレート。
汎用性のある一般向けもでるから、SL用、GS用などと、かなり細分化されているモデルもある。 |
プレートには以下のような効果がある。
・スキーのフレックスを引き出し、カービング性能を向上させる。
・支点から操作力点までの距離が長くなり、カービング操作が楽になる。
以下の、上下の写真を見比べてほしい。
■プレートなし

■プレートあり

プレートなしに比べ、プレートありのほうはスキーに対してブーツの高さが出てるのがわかるだろう。
今度は、ターン時を見てみよう。
■プレートなし

■プレートあり

プレートがある分支点から作用点までの距離が長くなり、より小さな力でターンに持ち込むことができるんだ。正確に言うと力点はスキーヤーの重心になるのだが、細かいとところは気にするな。
より厚いプレートを選ぶことで、カービングターンに必要なバンク(傾き)を得やすくなる。だからレーサーやカービング指向の強いスキーヤーは、厚めのプレートを選ぶ傾向が強いんだ。 |
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テコの原理ですね。中学のころに習いましたよ。
よもや、こんなところで役に立つとは!理科、得意だったんですよ〜。 |
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(中学って、、、ひよこって何歳?)
そのとおり!プレートのすごさがわかっただろ? |
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ほんと、プレートってすごいですね。ボクも断然、厚いプレートがいいや。
薄いヤツなんか、はじめから付けんなってカンジ。 |
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ところが、そんな簡単な問題じゃないんだ。
プレートのデメリットも考えなきゃならん。
プレートのデメリットは
・厚いと重量が増す。
・強いパワーで踏まないと、スキーがきれいにたわまない。
なので、フリースキーや、パウダー、モーグルスキーヤーは、プレートを使わない場合が多い。本来スキーが持っている、自然なフレックス(たわみ)を活かすことができるからだ。
また、スキーとブーツの距離が離れる分、スキッディング(ずらし)など、通常の操作がむずかしくなるんだ。
ここらへんも、スキースタイルで選んでいかなければならないな。
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うわ、難しいですね。
ってコトは、ちょうどいい厚さを選ばなきゃならないですね。
ちなみに初心者で、カービングに挑戦、ってカンジのボクはどんなプレートがいいんですか?
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厚さの話をすれば、目安として
スキースタイル |
プレート厚さ |
モーグル&フリー |
プレート無し |
初級〜中級 |
10mm |
中級〜上級 |
10mm〜15mm |
エクストリーム・カービング |
15mm〜25mm |
このくらいだろうか。
ただ、スキーにセットアップされている場合や、バインディングにプレートがセットアップされている場合には、すでにベストなプレートが付いている。
最終的には好みの問題になってしまうが、オレはそっちをオススメしたいな。
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そうなんですか。
でも、プレートの意味がわかってよかったですよ。
あ、それと重量って、重さですよね。
モデルごとに、そんなに違うんですか?
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それが、かなり違うんだ。
ジュニアやレディースモデルなどの600グラムくらいのものから、エキスパートレーサー用では1,500グラムを超えるものまで、様々だ。
これは、エキスパートスキーヤーが求める、高い解放値に対応するだけの強力なバネ(スプリング)や、それぞれのパーツに強度が必要なこと、これらを満たすためにはかなり重量が増えてしまうんだ。
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うわー、うっかり重いやつを買っちゃうと、タイヘンですね。
ボクは、なるべく軽いほうがいいかなー。
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大体わかってきたようだな。
よし、いよいよバインディングを選ぶぞ。 |
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