バンディングを決めろ! |
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よし、実際に、バインディングを選んでみよう。
まず、解放値についてもう少し説明しよう。
レベル・解放値・重量・そして価格。これらの関係についてだ。 |
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ほー、これは興味がありますよ。
そんな関係性があるんですね。 |
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まずは表だ。
これは、対象スキーヤーごとの、バインディングのデータだ。
対象スキーヤー |
解放値 |
重量 |
価格 |
初級〜中級・一般女性・ジュニア |
3〜10 |
軽い |
安価 |
基礎上級・フリー・モーグル |
4〜12 |
やや重い |
やや高価 |
上級・レース |
6〜14 |
重い |
高価 |
※この表のデータは、あくまでも例だ。
これだけではなく、レベルごとの転倒シュチュエーションも想定されている。
たとえば、初級者やジュニア、女性に関しては、後方転倒、つまり尻もちだな、そういうころびかたに対して正確にリリース(解放)するように作られている。
しかしレーサーやエキスパートに関しては、転倒した際に様々な方向に力が加わることが考えられる。
また、カービングやコブ斜面でかかるパワーを転倒だと勘違いして解放してしまわないように作られているんだ。
このように、リリースしなければならないのにリリースしない、又はリリースしてはいけないのにリリース(誤解放)してしまうことを、誤作動という。
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レーサーのようなハイスピードで誤解放したら、大怪我しちゃかもしれませんね。
反対に初心者だったら、危険なシュチュエーションになる前にリリースしてくれたほうが安心かもしれないですね。 |
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そうだな。加えて言えば、ひよこのような初心者が、上級・レース用のバインディングを選んでしまうと、最低でも6の解放値になってしまうので、設定したい解放値が6よりも低くても設定することができないので、非常に危険だ。
高いお金を払い、重くて、さらに危険。こんな悲惨な結果になるぞ。 |
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うわー、恐ろしいですね。
そうならないために、選ぶ時のポイントってありますか。
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よし、ここからが本題だな。
実は、すでにひよこの適正な解放値を計算してるんだ。
そうしたら、4.5という数値が出た。 |
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えー。いつの間に計算したんですかー。全く気が付きませんでしたよ。
ってゆーか、本当に計算したんですか〜?アヤシイですよ〜。 |
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うるさいな〜。
料理番組にもよくあるだろ、これが一晩冷蔵庫で寝かしたものです、みたいな。
あのノリだと思ってくれ。
で、例えばオレは、解放値を8.5に設定している。
この場合、9までの解放値のバインディングを選び、解放値を8.5に設定すると、バネに余裕が無くなってしまい、誤作動の原因になるんだ。
つまり、バインディングの設定範囲に対して、上限付近は、なるべく使わないほうがいいということだ。
目安として上限から30%残し、全体の70%以内に解放値が来るように使いたい。
これを、ひよこの場合に当てはめてみよう。
算出例 |
カエル先生の場合 |
ひよこの場合 |
算出解放値 |
8.5 |
4.5 |
バインディングの最大解放値
算出解放値を70%とした場合の100%解放値
(算出解放値÷70)×100 |
(8.5÷70)×100
=12.14 |
(4.5÷70)×100
=6.43 |
使用バインディング・解放値 |
上級基礎を対象としたもの
解放値:4〜12 |
初級〜中級を対象としたもの
解放値:3〜10 |
※しつこいようだが、あくまでも例だ。
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となるとボクは、初級〜中級のモデルが適正なんですね。
初級〜中級もモデルの弱い解放値も、実は要求される性能のひとつなんですね。
それにしても、バインディング選びの失敗が一番怖いような気がしますよ。 |
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そうだな。
ケガにつながる危険性があるから、カッコイイとか、予算に余裕があるとか、そんな理由でレース用のモデルを選ぶのは禁止だ。
あと、バインディングにターンテーブルタイプとステップインタイプがあり、それぞれ特徴があるんだ。
■ターンテーブルタイプ
LOOKなどが採用。
ヒールピースが短いため、板のフレックスを出しやすい。
モーグルやアルペンレースのトップ選手で、これを好んで使う人もいる。
モーグルやフリーライドに向く。
■ステップインタイプ
多くのモデルがこのタイプ。全体的に見れば主流とも言える。
着脱が楽で、調整しやすい。
メーカーやタイプによる特徴の違いはあるが、安全性や性能の差はない。
なので、これに関しては好みで選んでも問題ない。
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絶対失敗しない、バインディング選びってありますか? |
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そうだなー。
まずは、メーカーはバインディングごとに適応体重を指定しているので、それを確認すること。
あと、スキースタイル&技術レベルでスキーを選ぶだろ?そのスキーにバインディング&プレート付いていれば、全ての問題は解決だ。バインディングがすでにセットされているモデルだな。実際のところ、そういうスキーが主流になってきてるんだ。
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なるほどー。
じゃあ、今までの説明はなんだったのよ!?という風に思わなくもないですが、こういう特性を知っておいて損はないですよね。 |
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そうだ。
スキーを選ぶ段階でバインディング&プレートをチェックしたり、スキーを深く知ることにもつながる。決してムダにはならないはずだ。 |
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よーし。
スキーにバインディング&プレートがセットになっていることが基本姿勢。
楽だし。←コラ!
別で買うとしたら、
・対象レベルは初級〜中級
・解放値は3〜10
・プレート厚は10mm
これで決まりですね。
ところで、バインディング編はやたらと赤文字が多いですね。 |
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ここは、マジでケガに関わるから、オマエにも、見てくれる人にも十分に注意してほしいところなんだ。
スキーに限らずスポーツというのは、100%の安全が保証されているものではない。
解放値に関しては専門の人に相談して決めるのが本来だ。決して安易に決めないこと!カエル先生からのお願いだ。 |
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